ミュウツー [編集]
No.150 タイプ:エスパー 体重 :122.0kg(けたぐりの威力100) ・メガミュウツーX タイプ:エスパー/かくとう 体重 :127.0kg(けたぐりの威力100) ・メガミュウツーY タイプ:エスパー 体重 :33.0kg(けたぐりの威力60)
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ミュウツー | 106 | 110 | 90 | 154 | 90 | 130 | 680 |
メガミュウツーX | 106 | 190 | 100 | 154 | 100 | 130 | 780 |
メガミュウツーY | 106 | 150 | 70 | 194 | 120 | 140 | 780 |
ミュウツー メガミュウツーY | エスパー | メガミュウツーX | エスパー/かくとう |
ばつぐん(4倍) | --- | ばつぐん(4倍) | --- |
ばつぐん(2倍) | むし/ゴースト/あく | ばつぐん(2倍) | ひこう/ゴースト/フェアリー |
いまひとつ(1/2) | かくとう/エスパー | いまひとつ(1/2) | かくとう/いわ |
いまひとつ(1/4) | --- | いまひとつ(1/4) | --- |
こうかなし | --- | こうかなし | --- |
初代から最強の一角と名高い伝説のポケモン。ピカブイ環境では唯一の680族。それながらメガシンカで更に合計種族値が上昇する。
頭一つ抜けた圧倒的なスペックから『ミュウツーをいかに通すか』『ミュウツーをいかに処理できるか』がそのまま勝敗に直結する。
本編シリーズでは禁止級伝説に属する存在であり、同ポケモンは今回はこのミュウツーのみ。
攻撃性能の高さは言うまでもなく、耐久力もカメックス以上はあるという怪物。
メガシンカで更に能力が上昇するだけでなく、今回はメガシンカの方法が少し異なる都合上、
バトルでの状況を見ながらXとYの二形態を選んで使い分けるという、離れ業までやってのける。
Xは物理攻撃力に特化しており、一致技こそ威力不足であるものの据え置きの特攻と合わせてあく・はがね相手にも強気の攻めを見せられる。
Yは特殊攻撃力に特化しており、エスパー技の威力に磨きがかかる上にサンダース・メガゲンガーを置き去りにする素早さ140を誇る。
ふいうちを使用できるポケモンが少ないことも手伝ってミュウツーに対抗しうる手段は非常に限られており、たった一つのプレイングミスが敗北につながることも珍しくない。
形態考察 [編集]
通常ミュウツー [編集]
今作では通常形態でもどうぐが持てないので、基本的にはメガシンカエースとして運用するのが望ましい。
どうしても他のポケモンをメガシンカさせたい場合に限り、メガシンカなしで戦うことも考えられる。
ミュウツーミラーでもなければ性能自体は十分。
メガミュウツーX [編集]
攻撃が爆発的に上昇する。バランスがよく両刀も十分可能な種族値なので、技の範囲を広く取れることが強み。
タイプ相性も変化し、むし、あくタイプも等倍になるので、メガミュウツーYに用意された対抗手段が軒並み通じなくなる。
特に対アローラベトベトン用のじしんが採りやすいのは大きな利点。
弱点タイプの高火力技はメガリザードンYのエアスラッシュ、メガゲンガーのシャドーボール、ピクシーのムーンフォース等。
いずれも打ち合いになってもまず負けることはないので、致命傷になり辛い。
メガミュウツーY [編集]
高い特攻・素早さがさらに伸び、エースアタッカーとしての性能が極まる。
物理耐久が下がってしまうものの、環境にふいうち使いが少ないため本編シリーズよりはローリスク。
ピカブイではミュウツーミラーが起こりやすいのでこちらのほうが安定しやすい。
なお、「ふみん」は失っているので通常形態で積み→ねむる→メガシンカで覚醒する戦法は取れなくなっている。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 [メガX] | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | 使いやすいタイプ一致技。今回はサイコブレイクはない。ピカブイに物理エスパー技はないのでXでも採用候補。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対エスパー。ミラーマッチを制するため、特にYではほぼ必須。唯一のゴーストわざなのでXでも候補。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | プテラ・ギャラドスのメガシンカ前後に一貫する。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | Yでの鋼対策。威力重視ならだいもんじも覚える。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 氷10% | 広範囲に抜群を取れるが本編ほど必須ではない。 | |
はかいこうせん | 無 | 150 | 90 | 行動不可 | 弱点を突けず次ターン行動不可だが、サイコキネシスを上回る威力。 ピンチからの大暴れや、Yにメガシンカしてからアローラベトベトン等に少しでも大ダメージを狙いたいなら。 | |
物理技 | タイプ | 威力 [メガX] | 命中 | 効果 | 解説 | |
かわらわり | 闘 | 75[112] | 100 | 壁破壊 | 威力はさほどだがかくとう最大火力。壁にも止まらない。けたぐりは没収されている。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | -- | 唯一のじめんわざでアローラベトベトンへの有効打。かくとうと範囲は被るが厄介な高速電気にも通る。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 唯一のいわわざでかくとうとの補完が優秀。メガリザードン2種に一貫する。 | |
ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 100 | 火傷10% | X用のほのお技。だいもんじと選択。 | |
かみなりパンチ | 電 | 75 | 100 | 麻痺10% | X用のでんき技。 | |
れいとうパンチ | 氷 | 75 | 100 | 氷10% | X用のこおり技。 | |
アイアンテール | 鋼 | 100 | 75 | 防御↓30% | 対フェアリー。唯一のはがねわざ。威力重視。 | |
どくづき | 毒 | 80 | 100 | 毒30% | 対フェアリー。唯一のどくわざ。命中安定で追加効果優秀。 | |
じばく | 無 | 200 | 100 | 自分瀕死 | 高威力だが、どうしようもない相手が早々いないので使い道は少ない。タブルバトルでは有力か。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
めいそう | 超 | -- | 一回積めば突破力大幅アップ。 | |||
ビルドアップ | 闘 | -- | Xの火力補強に。 | |||
みがわり | 無 | -- | 状態異常の事前回避やめいそうを積む暇を作れる。また、ふいうちのダメージが重くなりやすいYには命綱になりえる。 | |||
じこさいせい | 無 | -- | 回復技。めいそうを積めば半端な特殊アタッカーでは突破できなくなる。 | |||
かなしばり | 無 | 100 | みがわりと合わせて有効打を封じられる。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | ほとんどのポケモンに上から撃てる。特に起点化しようとしてくるラッキーに有効。 | |||
ひかりのかべ | 超 | -- | 強力だが壁張り役は他に用意したほうが賢明。 | |||
リフレクター | 超 | -- | 同上。 | |||
おにび | 炎 | 85 | 物理へのけん制になる。 |
型考察 [編集]
メガシンカY優先型 [編集]
性格:おくびょう
確定技:サイコキネシス
優先技:シャドーボール
選択攻撃技:かみなりor10まんボルト/ふぶきorれいとうビーム/かえんほうしゃorだいもんじ
選択補助技:めいそう/おにび/どくどく/みがわり/ちょうはつ/かなしばり/ひかりのかべ/リフレクター
特殊技を主軸に戦う型。ミラーマッチに備え性格はS補正一択。
ピカブイ全ポケモン中随一の突破力を誇り、技範囲も広いので、詰めの段階で出せばゲームエンドまで持っていける。
一方で弱点もハッキリしており、特殊耐久に厚いポケモンや悪タイプを出されると止まりやすい。
メガギャラドス、アローラベトベトンは天敵中の天敵であり、特殊一辺倒の技構成だと勝ち目がない。
物理耐久も下がってしまうので、不一致のかみくだくやふいうちでもHPの半分近く持っていかれ、地味に上がっている物理攻撃力も災いしてイカサマは致命傷になる。
メガシンカX優先型 [編集]
性格:ようき/せっかち/むじゃき
確定技:かわらわり
優先技:じしん
選択攻撃技:サイコキネシス/いわなだれ/だいもんじ/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/じばく
選択補助技:ビルドアップ/めいそう/おにび/どくどく/みがわり/ちょうはつ
ミラーマッチは勝てなくなるものの、こちらもメガゲンガーを想定してS補正が基本。
役割破壊に技の枠を割くため特殊一本のYに比べて得意な相手への制圧力はやや下がるが、特殊受けポケモンに対しては遥かに強く出られる。
メガミュウツーYが苦手とするほとんどのポケモンが弱点にならなくなるのが最大の強味。
相手のパーティにスピアーやアローラベトベトンがいるなら、こちらにメガシンカした方が対応しやすい。
Yにメガシンカしても攻撃種族値は150と十二分にあるので、相手次第では切り替えて戦うのもあり。
対ミュウツー [編集]
- 注意すべき点
- ピカブイ環境では文句なしの最強ポケモン。
能力値の高さも然ることながら、習得技の豊富さ、多岐にわたる戦法により画一的な対策が通用しない。
比較的有効な手段である高威力先制技がピカブイにはほとんど存在しないことも、対処の難しさを後押ししている。
- 対策方法
- 基本的に1体で対応するのは不可能。
複数のポケモンでダメージを蓄積、状態異常、壁張りなどで対抗するべきである。
また、XとYで対抗手段がまるで違うので、対策が偏るともう片方のメガシンカをされた時点ですべて無に帰すこともある。
早い段階でどちらかにメガシンカ、或いは他のポケモンにメガシンカを使わせてしまった方が作戦を立てやすくなる。
現環境でミュウツーに対抗しうるポケモンは以下。- 通常ミュウツー、メガミュウツーYの対策
- アローラベトベトン
- ピカブイではまともな特殊耐久力をもつ数少ないあくタイプ。
エスパー技が無効なのでメガミュウツーYに対して正面戦闘ができる。
しかしメガミュウツーXのじしんは高乱数1発なので、そちらにメガシンカされた時点で後出しは不可能になる。 - メガギャラドス
- 貴重な高種族値のあくタイプ。
今作ではりゅうのまいを使えないので上からでんき技を撃たれる危険が大きい。
また、メガミュウツーXにメガシンカされると、逆にタイプ一致かわらわりで弱点を突かれてしまう。
しかしそれでも1発は耐える耐久力を持つので、ダメージの蓄積やでんじはで後続に繋げるなどは可能。 - ラッキー
- 環境最高値の特殊耐久力でメガミュウツーYのサイコキネシスを乱数4に抑える。
ただしA下降補正メガミュウツーYのかわらわりで高乱数1を取られる。
ちょうはつ持ちも少なくないのでやや不安。 - カビゴン
- D無補正でも臆病メガミュウツーYのサイコキネシス確定3、A補正かみくだくでメガミュウツーYを確定2にできるので対面からなら勝てる。
少々手負いの状態で対面したとしても、じばくがあればメガミュウツーYを高乱数1で道連れにできる。
しかしやはりメガミュウツーXに対しては打ち合いは厳しく、決定打も乏しくなる。 - ラプラス
- D補正をかけていればメガミュウツーYのサイコキネシスも確実に1発、運が良ければ2発耐えられる。
メガホーンで確定2発なので、かなりの確率で殴り勝てる。
しかしメガミュウツーXのかわらわりは低乱数ながら1発で落ちる可能性もある。 - アローララッタ
- 種族値は低いが、タイプ一致のふいうちを打つことができる唯一の存在。
つるぎのまいによる強化がなければ一撃で倒すのは難しいが、先制で確実に致命傷を与えることはできる。 - メガカイロス
- 虫物理技の最高打点を出せ、メガミュウツーYをシザークロスで高乱数1発で倒せる。
しかし弱点も多く、ステルスロックも刺さるので、確実にミュウツーとの対面を作る必要がある。
- メガミュウツーXの対策
- メガリザードンY
- タイプ一致高火力のエアスラッシュで弱点を突くことができ、メガミュウツーXに採用率が高いかわらわり、じしんを半減以下で受けられる。
ただし素早さでは負けているので、他のポケモンによるでんじはなどでのサポートも合わせたい。
おにびで物理攻撃力を半減させるのも有効。
対戦環境で蔓延しているステルスロックでHPを半分失う点も要注意。 - メガピジョット
- メガリザードンYほどではないが、タイプ一致エアスラッシュで弱点を突くことができる。
あちらと同じで他のポケモンのサポート込みで運用したい。
メガリザードンYほどステルスロックのダメージが致命傷にならない。 - ファイヤー
- 基本的にメガリザードンYと同じ運用が可能で、こちらはメガシンカを消費しない。
また、こうそくいどうを積むことで上からエアスラッシュによるひるみを狙うことができる。 - ピクシー
- タイプ一致のムーンフォースで弱点を突くことができ、HPを半分以上削ることができる。
耐久はそこそこあり、フェアリーの弱点であるどく、はがね技を持っているミュウツーはほとんどいないので、ある程度はダメージを与えることが期待できる。
また、壁張りや状態異常などのサポートも可能なので、器用に仕事をこなすことができる。
ただしまひ状態にしても素早さは逆転できないので、ダメージ蓄積を優先するのが無難か。
- 共通対策
- マルマイン
- メガシンカ後でも上からでんじはを入れる事ができ、ひかりのかべ・リフレクターも覚える。
Yの無補正サイコキネシスは耐えられるので、ミラーコートで返せれば勝てる。
イカサマを覚えていれば弱点を突くこともできるが、倒すためのサポート要員として扱った方が無難か。 - バタフリー
- エアスラッシュでX、むしのさざめきでYの弱点を突くことができる。
しかし種族値が低く、ちょうのまいを2回以上積まないと素早さも逆転できない。
運用するなら他のポケモンのサポートが必須になる。 - パラセクト
- メガミュウツーXのメインウェポンを半減で受けられ、Yの無補正サイコキネシスはHPが満タンならギリギリ耐えられる。
その隙にキノコのほうしで眠らせ、やどりぎのタネやきゅうけつでHPをじわじわ吸収していく。
Yなら2ターン以上起きなければきゅうけつ2発で倒し切れる。 - メガフーディン
- 耐久は劣るがHPが満タンならミュウツーの攻撃は急所に当たらない限り耐えられる。
一方で素早さで勝り、シャドーボールでXなら確定2発、Yでも高乱数2発なので打ち合いで勝てる。
壁張りや状態異常を与えることもできるが、それはメガシンカを消費しないマルマインでも可能ではある。 - メガプテラ
- 素早さで勝るため、ひこう技でメガミュウツーX、かみくだくでメガミュウツーYの弱点をそれぞれ突ける。
不利な状況でもいわなだれによる怯みで強引突破をすることも可能。 - メガスピアー
- S145を誇り、メガミュウツーYを一致弱点で上から叩ける唯一の存在。
とんぼがえりの習得もあり取り回しが良く扱いやすいが、こちらも弱点を取られるので後出しはできない。
メガミュウツーX相手だとむし技が等倍になり物理防御も上がるので、決定打には乏しくなる。
だがそれでも上からダメージを蓄積できる存在は貴重であり、とんぼがえりでヒット&アウェイを重ねれば突破することは可能である。 - メガゲンガー
- どちらにメガシンカしていてもタイプ一致のシャドーボールで弱点を突くことができる。
しかし耐久、素早さ、どちらの面でも勝てず、こちらもサイコキネシスで弱点を突かれてしまうために確定1発で倒される。
運用する場合はあらかじめ他のポケモンでまひ状態にして素早さ関係を逆転させておくことが必須になる。 - サンダー
- 高い耐久力を持つので、弱点を突かれない限りは1発は確実に耐える。
その間にでんじは、どくどくなどの状態異常をばら撒いて後続に繋げることができる。 - カイリュー
- サンダーと同じく高い耐久力とタイプ耐性で弱点であるこおり、いわ技以外なら確実に耐える。
状態異常で弱らせたり、高い攻撃力でゴリ押してダメージを蓄積するなど戦い方は豊富。 - メガミュウツーY
- 身も蓋もないが最有力候補。
Yミラーの場合、無補正シャドーボールでお互いにほぼピッタリ確定2なので壁などを絡めながら有利を引き寄せて戦いたい。
メガミュウツーY対策のアローラベトベトンやカビゴンと組ませ、メガミュウツーXにメガシンカするよう誘導するのも有効。 - ミュウ
- 全てのわざマシンが使える万能モンスターの頂点。
おにび、でんじは、どくどく等の状態異常で弱らせ、へんしんでミュウツーの強さをそのまま奪うこともできる。 - メルメタル
- 圧倒的物理耐久を持つ要塞。
メガミュウツーXの攻撃ですら1発は耐えることができるので、ダブルパンツァーで確実にダメージを蓄積できる。
採用率は高くないが、メガミュウツーYのかえんほうしゃ、だいもんじには要注意。